パチンコで借金を返済しようとしたNさん

Nさんは消費者金融の借金はあまりなかったのだが、毎月月初めに支給される経費約10万円をキャバクラでの遊興費やパチンコに使い込んでしまい毎月月末の精算日になるとどこからかお金を用意して経理をごまかしていた。

しかしながら給与で補填しながらもある月末の精算日に約10万円を穴埋めすることが出来ず、彼はパチンコで一発勝負で返そうと考えたらしいのです。

すると、な、なんとその日で9万円の大勝をしたらしいのです！！
月末の精算日は誰からも、どこからも借りずに経費の精算が出来たらしいのです。

しかし、経費が丸々残っていたので彼は「少しくらいまた使っていいだろう」と考え再びパチンコ屋へ。
9万も大勝ちしたからまた帰るとでも思ったのでしょう。
その日は3万負けてしまいました。
それでもまた次の日、3万円を取り返そうとしてパチンコ屋へ・・・

今度は１０万負けてしまいました。　

経費を使わなければいけない仕事が次の日にあり、1円もなくなったNさんは仕方なく消費者金融へ飛び込み、融資してもらいました。

そして「取り返そう！　取り返そう！」と思いながら何回もパチンコ屋へ通い　あっという間に１９０万円の借金が出来てしまったのです。
その癖が治りきれず、闇金にも手を出し、ついには会社にもばれる羽目となりました。
弁護士を介入させての自己破産の上、解雇です。

ギャンブルで負けたお金はギャンブルでは取り返せません。
反対に増えるだけです。

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目先の利益

「不誠実であることは、一時の利益と引き換えに、永遠の価値を放棄することである。」アメリカの作家 クリスチャン・Ｎ・ボヴィーが言った言葉である。


債務者の方の行動はその言葉があてはまることが多いと思う。
例えば

＜ギャンブル＞
Nさんのパターンであるが、小金を稼ごうとして競艇にはまってしまい勤務時間にも競艇場に入り浸り。
結果は業績不振でリストラ。

＜不倫＞
Oさんのパターンであるが、結婚3年目のとき奥さんに飽きてしまい他の女性と不倫をはじめた。
そして、それが発覚してしまい慰謝料300万とられ離婚。
なおかつ、金がなくなってしまいその不倫女性とも破局。

＜自己破産＞
Ｔさんのパターンであるが、消費者金融の借金5件２９０万円。
毎月の支払額8万円。　この8万円を消費者金融へ支払いたくなくなったので自己破産の申請を行う。そして借金はなくなり8万円を自分の遊興費に使いはじめた。
2年後気に入ったマンションがあったので購入を考えたのだが自己破産歴があるため住宅ローン組めず。
その後もスポーツクラブに入会しようとしたが、そこもカード決済なので入会することも出来なかった。

このように目先の幸せだけを追い続けると必ず倍以上のつけが返ってきます。

闇金から借りていて払えなくなったからといって被害者面して警察に駆け込む人が最近多いと聞きます。でも目先のお金に目がくらんでしまい借りてしまったんですよね。

自分が間違っていると思っているのにもかかわらず目先の快楽、利益を選択をしてしまったら将来が暗くなるということを覚えておいてください。

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クレサラ被害の会に依頼する人たち

任意整理や自己破産を実行しても、借金癖が治らないために多重債務になる人が多いのは事実です。

そして支払いできない状態になってしまいまた、弁護士さんや司法書士さんに依頼しても受任してくれない場合があります。
そういう人たちは「クレサラ被害の会」に行って借金から逃げようとします。

クレサラ被害の会は正義の味方だと私は思っていますが個人的な意見としてもう少し考えて行動した方がいいかな？とも考えています。

たとえば・・・
完全に債務者を被害者だと思っている。
お金を借りなければ支払いに苦しむことはありません。それを消費者金融の店が悪いと決め付けて話しをする担当が多かったのは事実です。

それと、「自分達はこの世の中から消費者金融や闇金を少なくしている」と勘違いしている担当もいました。
前述したように借りる人がいなければ消費者金融や闇金はつぶれます。

この世の中、借りた人が強いみたいです。
でも神様は（？）見ています。いずれどこかで負の出来事が起こると思いますよ。
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再貸しのときに債務者が必ず言う言葉

一度完済した後、何ヶ月か経過したら再び融資の申込をする人が多い。
前回は確かに完済させてはいたが、債務者の状況は1ヶ月経過すると大きく変わることが多い。

消費者金融の借り入れ件数の増加、闇金からの借り入れ、勤務先の変更などなど。

彼らは1度完済しているから自分に信用があると思っているみたいだがそれは大きな間違いである。
時間が経過しているからこそ審査は慎重にしなければならないのだ。
情報センターへの照会は当然だが、目に見えない状況も把握しなければならない。

そして申込に来たときに彼らが言う言葉は

「今まで遅れたことないので信じてください」
「前回完済したので枠を上げたり、利子を下げること出来ませんか？」

約束事はきちんと守るのが当たり前であるが彼らは約束を守ることが誰にも出来ないと思っているみたいだ。
そのような思考回路を持っている間は借金は減らないですね。

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借金を完済させたＯさん

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

さて新年に禁煙やダイエットといった誓いをたてる人も多いと思いますがお客さんだったOさんという方は新年に「借金返済」という誓いをたてて見事にその年に借金を返済しました。
きっかけは面白いもので神社のおみくじだったそうです。
中身はあまり聞いていないのですが「吉」「投資、儲け話災いあり」ということが書かれていたそうです。

Oさんは10年間消費者金融などの借金を返済したり増額したりで全然減っておらず5件の180万円の借金を抱えていました。
でも、パチンコや競馬などやめることができず、負けも多く、たまに勝っても飲み代等でお金は消えていきました。

でもおみくじを見て、「もう2度とギャンブルはしない！」と決めたらしくなおかつ禁煙し、交通費や家の光熱費なども節約しはじめたそうです。

弁護士さんに依頼して任意整理か再生も考えたらしいのですが自分で解決する方法を選び、毎月消費者金融会社へ12万以上返済することに決めたそうです。当然遊ぶお金などありません。
でもOさんはそれを続けました

元金が減れば利息も減ります。半年で元金130万になり、ボーナスで60万返済し1２月末には5社全部完済しました。

人間やれば出来るのです。あきらめたら目標は達成しません。
Oさんも最初からこの気持で生活していたら今頃はマンションでも買えていたかもしれません。

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