子供のせいにして借金をするKさんのお話 その１

30代後半のKさんという女性がいた。（多分　今も借金を抱えていると思う）3年前のまだ寒い2月後半にこの世界の不幸を私は背負っていますよというような暗い顔して窓口で融資の申込をしました。
以前　自己破産をしているということだったので私が応対することになり話を聞いてみた。

私「Kさん、自己破産したときの負債は？」

Kさん「6社の２００万くらいです。」

私「どのような理由でこのときは借金を作ったのですか？」

Kさん「別れた旦那が生活費を入れてくれず、子供の学費などで最初に借りたのですが返済が苦しくなり

雪だるま式に増えていきました」まあ、既婚者の女性の言い訳のベスト３に入る言葉だなと思いながらヒヤリングをしました。

私「それで、なぜ今回お金が必要なのですか？」

Kさん「子供が修学旅行に行くのですがそのお金を今日までに払わなければいけないんですよ」

おいおい普通修学旅行のお金って積み立てじゃなかったかな？俺らの時代と変わったのか？？　これは多分嘘だろうと思い「修学旅行のお金って積み立てじゃないですか？　一括で払うって事ないでしょう。」

ちょっとKさんは困った顔をしましたが「いえ　3か月分払っていないんですよ。それに来週修学旅行なので下着なども買いたいのです」絶対子供のためのお金じゃないよなーと思い生活費の流れを聞いてみることにした。

「Kさん、給料が25日だよね？　今日7日なのだけどなんでお金ないの？　家賃や光熱費や他支払いみても６万以上はあまる計算だけど（この店は家賃などの生活費も書かせていた）」

「家賃など2か月分延滞していたので払いました」えーーーー？？　最初に聞いたときは家賃などの遅れはしたことないって言ってなかったかな？？

だんだんつじつまが合わなくなってきていましたがとりあえず5万貸すことにしました。

ちなみに彼女は中学校３年の娘と小学校5年の娘との3人暮らしです。本人は契約社員で月給１８万位もらっているそうです。

この1ヵ月後から普通の人は遭遇しないだろうというイベントが彼女に始まるのでした（企画、演出　Kさん）

つづく

※本日の教訓（笑）

　子供のために借りなければいけないとあなたが言っても金融屋はあなたを信用していませんから。