法に守られていると勘違いしていたMさん

「任意整理」「個人再生」「自己破産」など多重債務者には逃げ道がいっぱいある。
しかしながらそれを何回も利用して借金の支払いを逃れる人間が最近多いらしい。

Mさんは大手消費者金融会社１０社３００万の負債を抱えていたがそのときに支払い不可能になり弁護士さんを介入させて任意整理をしました。

その支払いが終わり再び、街金から借金をしました。
私が働いていた街金に借入を申し込んできたときはすでに４件の８０万円の借金を持っていました。
借金の理由は本人曰く転職して給与が下がったので生活苦になったので借入をしてしまったということだったが私達がそのような話を信じるとでも思ったのでしょうか？
ギャンブルが原因で借金を作っているのです。

話はそれますが、みなさん借金を作った原因を他人や環境の責任にしていて自分は元々借金を作る人間ではないということを強調しますよね。

Mさんが借入をして１ヵ月後に司法書士から電話がありました。
「Mさんは自己破産の手続きを始めたので本人に請求しないようにお願いいたします。」
法的手続きをされてしまうと手が出せません。
「計画的じゃないですか？」と言うのが精一杯です。
Mさんは１度任意整理して味を占めたのか、支払えなくなったら法律が自分を助けてくれると思っていたのでしょう。

でもその２年後に聞いた話ですがMさんは免責確定後に闇金から借入をしてしまい、支払いが出来なくなってしまい勤務先や家族に大きな迷惑をかけ、家庭崩壊したうえに会社を辞めたらしいです。
またまた司法書士さんや弁護士さんにお願いしようと受任してくれる法律家をさがしたらしいのですが誰も受任してくれなかったそうです。

失敗は１度しか許されません。

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